王様生徒会長と最弱ヒーロー
でも、今回の標的は青柳くんではない。
だって、こんな事言わなくても
青柳くんは知っているから。
分かってくれているから。
私は皆に押さえられている
先生達に向かって言った。
葉瑠「本当に彼だけが悪いんですか?
あなた達、大人は彼が勝手に
やった事だと見捨てるんですか?
今まで見て見ぬ振りをしておいて
風向きが変わった途端
彼の事を責めるんですか?
今回の事は彼だけの罪なんですか?
何も言えなかったあなた達は
何も悪くはないんですか?」
偉琉「葉瑠。もういい。」
葉瑠「...私は、今までずっと
教師は生徒の鏡だと思ってました。
正しい事を教えてくれる。大人だから。
いけない事は叱ってくれる。大人だから。
学校の先生はいつも正しいと思ってました。
...でも、違うんだね。青柳くん。
やっぱりあなたが正しいんだね。」