王様生徒会長と最弱ヒーロー

葉瑠「彼がいるから、私たちは毎日
この学校に安心して通う事が出来る。
大切なのは先生達なんかじゃない!
大切なのは...青柳くんなんだ!」

校長先生も先生達も
困ったような表情を浮かべていた。
...でも、冷酷な独裁者だけは違った。
その人は私の事を見て嘲笑った。

偉琉父「だったら君に辞めてもらおう。
この学園のヒーローに。」

葉瑠「え?」

偉琉父「強くなったつもりかい?
人の家庭を壊し、学校を窮地に
追いやった張本人は君だろ。
君が辞めれば全ての事が解決する。
いいかい?お嬢さん。
金と権力で大抵の事はどうとでもなる。
君がこの学園からいなくなれば
ここにいる生徒全員の事を救えるんだ。
ヒーローには願ってもない話だろ?」

偉琉「おい!ふざけんなよ!」

絶対的王者は青柳くんじゃない。
絶対的王者はこの人なんだ。
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