王様生徒会長と最弱ヒーロー
いい国作ろう

私の退学が2週間後に決まった。
退学までの1週間は自宅謹慎。
私がこの学校に通えるのは
後1週間しかない。

当たり前のように先生達も校長先生も
誰も私の味方になんて
なってくれなかった。

皆が口を揃えて言っていた。
青柳くんのお父さんには逆らえない。
だから、仕方ない。
...でも、その通りだと思う。
絶対的王者の前で、人は無力だ。
そんな事、私が1番よく知っている。

でも、そんな中で希望の光も見えていた。
青柳くんのお父さんは
やっぱり悪い人ではなかった。
私のために新しい転入先の高校を
見つけてくれた。
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