王様生徒会長と最弱ヒーロー
葉瑠「こんなにも
夢のある絵を描けるあなたが
何故、諦めてしまうんですか?
真っ暗闇な未来に光を探す事を
何故、諦めてしまうんですか?
輝龍 叶斗!大志を抱け!
あなたの夢を叶えられるのは
あなたしかいないんだ!」
私は持っていた絵を輝龍くんに
差し出した。...だけど
やっぱり輝龍くんは
受け取ってくれなかった。
叶斗「その絵はもういらない。
言ったはずだ。捨てたと。」
やっぱり今回も...ダメなんだ...。
偉琉「用は済んだか?
叶斗、戻るぞ。」
食堂を出ようとする王様を
いつもならすぐに追いかけるのに
輝龍くんはその場に
立ち竦んだままだった。