王様生徒会長と最弱ヒーロー
偉琉「..叶斗?」
叶斗「ごめん、偉琉。
描きたいんだ、俺。
泣き叫ぶ姿を見るのはうんざりだ。
怯えた表情を見るのはうんざりだ。
俺は、笑顔が描きたい。
この学校に通う生徒の笑顔が見たい。
目に映るものは美しいものだけで十分だ。」
え?...嘘。それって...
叶斗「俺も仲間に入れてくれ。」
葉瑠「もちろんだよ!
でも、この絵...」
叶斗「気に入ってないんだ。
俺はそんな絵よりももっと
素晴らしい絵が描ける。
だから、それはいらない。」
葉瑠「だったら、貰ってもいい?」
叶斗「ご自由に。」
葉瑠「ありがとう。」