王様生徒会長と最弱ヒーロー

教室へ戻ると大倉くんと
夏目くんと輝龍くんは
笑いながら何かの話をしていた。

どうしてこの人たちは平気なんだろう?
この間まで友達だった人が
いじめられてるのに何で笑ってるんだろう?

葉瑠「どうして平気なの?」

壮吾「葉瑠ちゃん。どうかした?」

葉瑠「どうして夏目くんと
輝龍くんは青柳くんが
いじめられてても平気なの?」

こっちは真面目に聞いてるのに
夏目くんと輝龍くんはまた笑い出した。

叶斗「大丈夫だろ、偉琉なら。」

壮吾「そうそう。偉琉はこの学校の
絶対的王者だから。何とでもなる。」

葉瑠「心配してないの?」

壮吾「うん、特に。」

叶斗「俺たちに心配されるほど
困ってないだろうしな。」
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