*君に溺愛*
金髪くんに出会いました。

チャラ男に遭遇。

桜舞う季節。

4月。
入学式も終わり、帰りがけに私は裏校舎に来ていた。

「あ、あの人かな?」

金髪の不良。
いかにもな彼。
鋭い瞳が私を見た。

「南 ルナちゃんだよね。
あのさ、俺好きなんだけど………付き合わねー?」


きょとん、として私は彼を見た。


私…………………告白されてる!?

けど、不良は怖いから。

勇気を出して。


「ごめんなさい‼
チャラい人は、苦手です!!」


そりゃ、顔はかっこいいし、身長も高い。

だけど、私は私の過去が邪魔して前に進めない。


なにも言わない彼を、チラリ、と見た。

「チャラい?
どこが?」

えっ!?

まず、そこ!!

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