*君に溺愛*
「おい、お前、王雅の総長がそんなんでどうすんだよ!!いい様だな、一人の女に夢中になりすぎ。
むしろ、暴走族嫌いって言われたらお前どうすんだよ‼」


まさかとは思うけどーーーー。


「そんなの、暴走族やめる‼
今すぐやめる」

いや、簡単に………。

本当、こいつどうしたんだよ。
あ、そうだ。


「雅、俺さ………南のこと好きみたい」


「「はあ⁉」」


「す、好き?
なんで、葵。

そんな展開に?」

俺が一番驚いてる。

「雅は、南が好きなんだよな?
お互い頑張ろうな。
じゃあな」

ニカッ、と笑って見せた。

そして、屋上を後にした。

俺が出て行った後の、雅を想像した。

きっとーーーー。



< 10 / 242 >

この作品をシェア

pagetop