*君に溺愛*
それから20分。

「気持ち良かった、ぽかぽかでした!」

笑顔のルナが、部屋に入ってきた。
色白の肌は、火照り、少し濡れた髪に色気がプラスされ、下を向いた。


見ちゃいけない気がする。

「雅、先入るか?」

「いや、葵いけば?」

躊躇う葵。


躊躇う理由が何となく分かる。

「心配するなよ、俺がいる」


「お前だから心配なんだよ」

まさかの俺かよ‼
「葵くん、ひどいよ‼たとえ、俺が入っても次は葵なんだぞ‼」

「はああ……………」

なんだよ、その溜め息はーーー。

「わかった、ルナ。
先入るから、すぐ行くよ。
なんか、されそうになったら股間蹴っていいから」

なんだかすごい扱いひどい。

意外にヤキモチ妬きな葵は、渋々……部屋を出ていった。



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