*君に溺愛*
「ルナ、二人っきりだね。
すごく緊張します」

「そう??」

え、意識ゼロ?

「葵にしか、ドキドキしないの?
葵だって男だからさあ、夜には狼になるかもだよ」

絶対あー言うタイプが、スマートに流しつつしちゃうタイプだよ。

「葵くんが?
まさかっ、どっちかと言うと雅くんかな。
雅くんは、狼にならない?」

狼にならない自信はないけどーー。

不安にさせたくはない。

「狼にならないよ‼絶対に!!」


君は信じる?
 信じてくれる?

「信じるよ」
 髪を乾かす、ルナのサラサラな髪。
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