*君に溺愛*
「いてっ、離せよ‼
なんだよ、どいつもこいつも……女、女ってさあ。
お前らなんて仲間らで戦えばあっと言う間に…………「お前らの仲間なら、逃げたけど?」


え、周りを見たら彼の仲間は一人も居なかった。
どうにて、静かな訳だ。

何人もいた仲間は一人も残って居なかった。
「はあ!?あいつら逃げやがったな‼
いいから、ミオをよこせ!!」

ーーーーグイッ。

やっくんの腕の中にいた美織ちゃんを引き寄せた汐。

バァン!!!!!!

それより、早く汐に拳を突き出したヤス。

吹き飛ぶ汐は、壁にぶつかり倒れた。


ピクリ、とも動かない。

「ふぅ、一件落着だな」
やっくんの愛が勝ったみたい。


「あ、雅くんっ大丈夫?」
私は雅くんに駆け寄った。


「ルナ…………
好きだーーーー。

  お前が好きだ…………ッ」

真っ直ぐな想い。

今までは、重かった愛……。

嫌だったのに…………。

「ルナ?」


君の声が聞こえてきた。

葵くん…………。

やだ、普通にしなきゃ。
そう、思うのに……恥ずかしい。






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