*君に溺愛*
たくさんの買い物をして、ヤックンに送って貰った。

美織ちゃんとも、笑顔でバイバイして。
リオくんは口数は少なく、終始無言だったけど。
嫉妬するぐらい、美織ちゃんが大好きなんだって思うと、心が暖かくなる。


姉弟っていいな、と思うんだ。

「どうぞ。」


まさか、またこの部屋に二人が来るとは思わなかった。


「雅くん、何食べたい?
やっぱり、お粥かうどんかな?」

私は雅くんを見つめてニコリ、と笑う。


「ルナ、可愛すぎ。
割りと食欲はあるんだけど、ルナの手料理ならなんでもいいよ‼」

なんでもか………。

「食欲あるなら、看病いらないんじゃねー?」


葵くんの厳しいお言葉に、無言で葵くんを睨む雅くん。


嵐の予感です。

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