*君に溺愛*
「じゃあ、最近暑いしそうめんにしょうかな!!」

透明なお皿に、少し氷をいれてネギを少々。
簡単だし、麺類は食欲進む筈!!

私は大きめな鍋を取りだし、麺を鍋にいれた。

そうめんだけってのは、なんだし。

マカロニサラダを作ろう、と提案‼

その間、二人はーーーー。


お互い、違う方を向きスマホに視線を落としてる。

仲の良かった二人を、、

悪くさせたのは、私。


それだけは事実で悲しくなる。


私はコップにコーラを二つ注ぎ、二人に差し出した。

「待ってる間、コーラ飲むよね?」


特別な気遣いなんて、出来ないけど。
精一杯だけど………私にはこれが限界。

「ありがとうな、ルナ」


葵くんが、やんわり、と微笑む。
優しい笑顔。


「ルナ、ありがとうな」

雅くんが、私を見つめてる。
絶対に、雅くんはモテる。
モテないわけない。
 だけど、雅くんは私をひたすら溺愛してる。

どうしてーーーー?


だけど、私は葵くんの彼女だ。

二人の仲が悪いのは、私のせい。

罪悪感をひたすら感じる、私がいた。

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