*君に溺愛*
「ごめんな、あんなんで」

そう、あんなんで。
ケンカだと、最強だけど………
つか、南は暴走族って知ってどう感じた?

「なあ、雅が暴走族って、俺もなんだけど。
怖い?嫌い?」

今、一番知りたいこと。

嫌われたくない。
怖がらせたくない。

「暴走族って、チャラリラ~の?」
「今、軽くバカにされた気するわ……」

「ごめんなさい、そうじゃなくて……ケンカ、する?」


ケンカ、そりゃ。
だけど………。


「するけど、無駄なケンカはしないかな。
売られたら買うけど、大切なモノを守る時は、絶対ケンカするよ」

大切なモノ。
俺には、南だけど。
南は気づいてる?
きっと雅も、、俺と同じ気持ちだから。

「私は、、王雅のみんなは怖く………ないよ」

今の間はーーーー。


「雅くんは、まだ怖いけど………。
これだけは、ごめんなさいっ」

まあ、仕方ないよな。

雅だしな。

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