*君に溺愛*
「ルナが俺を好き?まさかっ「まだ、好きとは言ってないよ。妄想激しすぎ」


バッサリ切ったよこの人。

「なんだよ、葵。
期待持たせて落とすなよ‼
今、一瞬天まで昇ったのに!!「そのまま、召されろ」



葵…………怒ってる?
こいつ、平気な顔して怒ってやがる。

「慧、葵がいじめるよ‼」


「あーよしよし、まあ、葵。
あんま、雅いじめるなよ。
とりあえず、ルナちゃんに謝るんだよ。
付き合い続けたいなら」


このままでいい訳がない。

きっとルナちゃんだって…………考えてる筈だから。

葵とのことも。
雅のことも。

「俺は…………ルナに謝るよ、ちゃんと」




バァン!!!!!!




「葵くん、居た‼
ずっと探してたんだからっ」











ルナちゃん…………と、アミ。









「ちょっと待ってよ、まだ心の準備が出来てないんだけど!!」





おい、葵、俺の背に隠れるなよ。
「葵くん、なんで隠れるの?

やっぱり、嫌いなの?」











ルナちゃんの泣きそうな声に、葵は顔を見せた。




零れそうな涙。


拭いてあげなきゃいけないのは、誰でもない。
葵なんだよ。

なのに、葵はすぐに反応出来ないでいた。



不意に伸ばされた手。

ルナちゃんの涙を拭う雅がいた。



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