*君に溺愛*
「ずっと、ぼんやりしてるからだよ。

ずっとぼんやりしてるの高城のせいなんだろ?
奈倉は、高城が好きなんだろ?」

我慢できない。
イライラする。

「あの、王子??なんか、誤解してない?
私は、、










王子が、ずっと好きでした…………、だけど王子の気持ちはルナちゃんだからっ。
だからずっと我慢してた。

好きな人の話聞いて、喜べる訳ないでしょう⁉」

好きな人ーーーーー?

誰が、誰を好き?
「なんで、奈倉さん泣いてるの!?
誰が苛めたの?「王子だよ‼もう、王子なんか嫌いっ、、好きじゃない‼……………っ!!」


どうしてだろう…………。

嫌いっ、、て言われた瞬間………きゅんとした。

抱き締めたくなった。

「王子……………?」


奈倉さんが、濡れた瞳で見上げた。

可愛い…………。
すぐ、近くに居たのにーーー気づかなかった。

「ごめん、リコ。

泣かないで…………っ」

「泣かしたの、王子だけど?
だけど、王子なら泣かされてもいいよ………」


うわっ、なんか本当可愛いんだけど。



「王子様のモノになって下さい‼」



「はい、王子っ、好き‼」


ずっと気になってた親しい子が、、
今は、愛しい存在に変わってく………。

本当の恋に気づけたら、みんな幸せさ。

きっと幸せになれる。

*廉side*

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