*君に溺愛*
「「すいません‼」」

奴等、逃げるし。


やばい、安心から涙が。

ポロリ。

「ルナ、ごめん。
俺怖かったな、ごめんな‼
あー、どうしょう絶対嫌われ………「違う‼ありがとう‼私、王雅の皆が大好きだよ‼」


涙、止めるなんて無理。

強くて逞しくて優しくて、王雅は最強のチームだよ。

「聞いたか葵、今ルナが俺のこと好きって、大好きって言った」

「いや、凄い耳してんな。
変換機能持ちとか、すげーなさすが雅」

涙なんか、一瞬で引っ込むよ。

雅くん、お笑い目指してんのかな。
あ、そうだ。アミ!!

「アミ、大丈夫?あー、足擦りむいてる‼
保健室‼」


廊下にヘタリ込んだアミの素足が、擦りむいていて痛そうだ。


「え、あ、本当だ。
大丈夫、良かった。
ルナが無事で。大丈夫、歩けるしこれぐらい自分で………「ダメだよ」


えっーーー?

慧くん………?


「保健室連れてくから。ルナちゃんは、先授業行ってて」


「あ、うん。
じゃあ、アミよろしくお願いします」


「…………なんか、いつもの慧じゃない気がする」


葵が、呟いた声に納得。
なんか、違う雰囲気を纏っていた。

それが、何かかは、分からないけど。

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