*君に溺愛*
「雅くん、私金髪でも怖くないよ。
好きな髪色にしていいよ」

無理してそんな色にしてる雅くんに、心苦しいし。

「え?なんで急にーー」

さっき、黒髪の不良が近づく時………髪の色とは関係なく怖かった。

「さっきの人、黒髪だったのに、怖かった。
髪色なんて、関係ない。
気づいたの………だから、好きな色にしていいよ」

金髪でも、黒髪でも雅くんは雅くんだ。
変わらない……。

「雅くんは、雅くんだもん」

私、なんでこんな必死なの?

雅くんが、ソッ、と触れた頬。

「このままでいいよ、ありがとうな。
金髪だとさあ、悪ぶるからさあ。
これでいいんだよ」

なんだろう、心地いい。

変だ、私……。

なんか、、もっと撫でられたいなんて思うなんて私変だ。


「ルナ………っ「きゃっ、葵くん」

私、葵くんに、お姫様ダッコされてる!!

なんで、なんで!?



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