*君に溺愛*
「あの、葵くん………今」

今のはーーもしかしなくても、キス??

初めてのキス。

「雅に、ドキドキしないで。
ずっと、俺だけにドキドキしててよ。
ルナは、俺のなんだから」

うん今のでドキドキ止まらないよ。
胸がモヤモヤする。

「嫌だった?いきなり、ごめんな」

嫌じゃない………。

嫌じゃなかった。

「嫌じゃないよ、嬉しかった」

少し、照れた様に私は言った。

嫌じゃない。
嫌じゃない…………嬉しかった。

「ルナー!!早く車乗れよ‼」


雅くんが、叫んでる。



どうして、こうなる。



「雅、前行けば?
無理矢理、後ろに三人座らなくていくない?」


雅、ルナ、葵の順。
間に挟まれると、緊張する。

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