*君に溺愛*
えっーーーー?

覆い被さる雅くん。

「え、何?」

真剣に、見る目に戸惑う私。



「雅…………何してるか聞いていい?」




葵くん居たんだ!!

葵くんの顔、怒ってるよ‼
「え、何ってルナが誘ってくるからなんか、スイッチ入った。葵の前で悪いと思ったけど、見られてると興奮するのかと思って……。

ルナ、いいよね?」

え、何が?

私はきょとん、と首を傾げた。

グイッーーー

「きゃっ」

今度は何!?
葵くんの胸の中に居た。
「ルナは、真っ白なの。
雅みたいに、黒くないわけ。
変態ストーカーは、よせ。
人の女、押し倒すな‼」

え、私もしかして押し倒されたの!?

なんで、こんな状況に…………。

「え、違うの!?まったり、休みたいなって抱かれてもいいんじゃないの!?」


…………やっぱり、雅くんは変わらないね。

人は、急には変われません。


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