*君に溺愛*
「はあ、本当雅、最悪……」

葵が頭を抱えた。

何が最悪なのか、分からないけどルナ奪われた気分に泣きたくなる。

「あのー、着きましたけど」

車はある場所で止まった。

ホテル街に目を剥く。
「お前、ルナに何やらす気だよ⁉「違いますよ‼このホテルの裏に、オススメのアイス屋があるんですよ。
ルナさんが、行きたいってさっき話してて……」
いつ、ルナと話したんだよ。

「あ、ヤスくんありがとうっ」

運転席にいるヤスに笑いかけるルナ。
無邪気な笑顔………。


「あ、はい。いいえ」

「はい、無邪気な笑顔頂きました‼
パシャ」

カメラ。
いつの間にーーカメラとか。
常に、とられてるのかな私。



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