龍の日記〈first〉

血を辿り、行き着いた場所は装飾品が派手につけられている建物だった。何メートルもある扉は閉じられている。

リュウ「(宝物庫か?)」

リュウはなんの躊躇いもなく足を運ぶと_____

ゴゴゴゴゴゴゴゴ
扉はリュウを中に導くように勝手に開いた。

リュウ「おお!自動ドアか!」←

……とても呑気なリュウである。

ガルルルルル……
リュウ「!」

何かがリュウの前に突如立ちはだかった___

リュウ「……猛獣か」
_______猛獣___。

猛獣といってもライオンやトラとはかけ離れており、顔は狼、体は馬のように足が細く胴が長い。

リュウ「いや、バランス悪……」
……言うな。重々承知だ。

リュウは剣を抜いて猛獣を睨む…が

リュウ「動物達が平和に生きれないじゃないか…っ!」

……何も聞かなかったことにしたらとても格好が良い。

猛獣「ガルァァァァァァ!!!!!!!!!」

リュウ「(奥義 雷神の舞!!)ふっ!」ブンッ

ザクッ!!!!!!!!!

猛獣「ギャァァァアアアア!!!!!」

ズゥン…………

リュウ「…あれっ?もう終わりか??」

勘違いしないで欲しい。決して猛獣が弱かった訳では無い。実際に人を襲い殺したのだ。リュウが強すぎたのである。

リュウ「…帰るか……ハッ」

___「ついでに冒険でもしてこい。帰ってくんなよ」_

リュウはライヤが言っていたの思い出し__

リュウ「…」ガクッ

____項垂れた。野宿決定である。

リュウ「やっぱ川付近がいいよな」ブツブツ

リュウはそのままダンジョンを後にした…………


_______緑のダンジョン
ラクトイル・リュウ 攻略__________
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