あなただけが好きだから
二人からの
【怜side】
あれから何事もなく夏休みが終わった。
蓮の家にいったあと、起きたらなぜか自分の部屋のベッドにいた。
どうやら、蓮のお母さんいわく、蓮が運んでくれたらしい。
「にしても、まだ暑い……」
なんとなく、皆より早く学校に着いてしまった。
「はー、あついー!」
良いのか悪いのか、家の前には誰も待っていなかった。
ホッとしつつ少し寂しい。