あなただけが好きだから




そこには階段に腰掛けた白いタキシード姿の本条先輩がいた。




「いらっしゃい怜ちゃん。可愛いね」




「ありがとうございます……あの」




思わず言葉につまる。
目が合わせられない。




「セクシーだね」




「何いってるんですか!」



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