あなただけが好きだから




そのままステージ上まで手を引かれる。
皆下でも自由に踊っていた。




「いいよね、ここ」




ふわりと笑いながらステップをとる先輩。
私はダンスの経験なんてないから少しもたついてしまう。




「大丈夫、俺に全部預けて」




「は、はい……」




少しふらつきながらも先輩の動きに合わせる。
すると、段々と慣れて追い付くようになる。



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