あなただけが好きだから




ふふふ、と笑う咲は本当に怖い。




「ん、まぁ、な」




「へぇ、どんな案かしら」




「蓮があんなんならさ」




「あら、奇遇ね、私もそう考えてたわ」




「じゃあ決まりな!」




「ええ、委員会は真面目にやらないとね」




息があったところで席に戻る。
怜に気付かれないように。




計画を進めてやる……!




俺は怒ってるぞ蓮。
お前がヘタレなだけなら構わない。
だけどな、それで怜を傷付けてるのに気付かないで追い討ちするお前はある意味尊敬するよ。




(面白くなりそーだな!)



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