あなただけが好きだから

【怜side】




私の親友達は何を考えているのだろうか。
お願いだから平和でいてほしい……。




「あの二人が組むと怖いんだよなー……」




蓮は休み。
ショックだし、どこか安心している。




「もう……」




余計今日の授業が退屈に思えた。
お昼になったら飛び出すように咲と涼は何処かに消えていった。




「ぼっち飯ですかね……」




そう思い、手を合わせようとすると。




「よっ、佐倉ちゃん」




「霧島先輩……?」




「蓮来てないんだって?」




「あ、はい」



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