総長さんが甘やかしてくる②(※イラストあり)


「一度着たらクリーニングだして終わりとかザラだし。クリーニング代バカにならないし。置き場所に困ってたから、ユウちゃんに好きなもの好きなだけ選んでもらえるとボクも洋服も喜ぶよ」


ここにある服だけで

わたしはこの先、何十年も着るものに困らなさそうです。


「なんとかしろよ。この量」

「ちゃんとユウちゃんと相談して減らすから待ってて」


顔をしかめる愁さんとは裏腹に、

「服を貸し借りし合う姉妹みたい。わくわくするねー、ユウちゃん」

上機嫌の、燐さん。


「はい。とっても!」


幻さんは、ダンボールをよけてソファにかけるとパピコをくわえた。

さっきコンビニに寄って買ったのだ。


そうだ、せっかくだから夜は

わたしのパンをみんなで食べる会第二弾を開催中しよう。


スミレさんからの差し入れもたくさんある。


昨日のカレーも、一緒に。

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