総長さんが甘やかしてくる②(※イラストあり)


こいつはこいつで、ユウのことが可愛いと感じでいるのかもしれねーな。


(……ただの利己主義ヤローってわけでもないか)


「みてみてー、愁」

「あ?」

「あのブラ。ユウちゃんにつけてもらいたくない?」


燐が指さしたのは、マネキン。


身につけているものは――、上下黒の下着。


「あっ……あれは……ユウにははやいだろ」


それとも女子高生っつーのは制服の下にあんなものを装備してやがんのか?


「あれ。今、ユウちゃんがあれをつけてるとこ、想像した?」

「……っ!? してねぇよ!」

「こっそりプレゼントする? 俺とのときは、これにしてーって♡」

「そんなときねぇよ」


ンなもんプレゼントしてみろ。

……幻に下着もろとも消される。


「ぶっちゃけ、どうなの」

「なにがだ」

「女の子との同居に決まってんじゃん。ほんとはギリギリなんじゃないの、愁おにいたん」

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