もう一度、君と初恋を。
「じゃあ今、してみる?」
「えっ?」
友希が私の耳元で囁いた。
「昔みたいに。」
…友希の少し低くて優しい声にドキッとした。
それに距離も近いし恥ずかしすぎる…!
「…顔真っ赤。」
友希はそんな私をみてクスクス笑ってる。
「〜っ!もう!」
「そこ!!うるさい!!」
…ついに先生に怒られてしまった。
授業中って分かってるくせに、ついムキになって大声出しちゃった…。
「お前やっぱバカ。」
誰のせいでこんなことになったと思ってるの…!