もう一度、君と初恋を。
*変わらない時間
1日終わった頃にはもうぐったりで。
全部の授業で友希に教科書を見せてたから、もちろんずっと距離は近いままで。
ずっとドキドキが止まらなくて。
そんな私を見て友希はやっぱり笑うし、私に意地悪しかしないし。
…やっぱり友希の隣はやだ!
「俺がなんだって?」
「ひぃっ!?な、なにが?」
「お前俺の隣は嫌なんだって?へえ〜?言ってくれるじゃん?」
今の口に出してた…!?
それを友希に聞かれるなんて最悪すぎる…!
「んなことより朱莉、一緒に帰ろ。」
「…へ?」
今、一緒に帰るって言った…?