もう一度、君と初恋を。
「お前すぐ顔真っ赤になるのな。」
「…うるさい!」
友希がそんな意地悪言うから、恥ずかしくなったんじゃんか…!
本当に友希にはドキドキさせられっぱなし。
「…なあ。」
友希が突然ベッドから起き上がった。
「俺がいない間、寂しかった?俺のこと、考えてくれた?」
まるで私に縋るような、少し切ない声。
…どうして、そんなことを聞くの?
私は友希がいなくて寂しかった、だから友希への気持ちも含めて忘れようとしたのに。
…調子が、狂う。
「…寂しかった。」