もう一度、君と初恋を。







華、ほんとにありがとう。



私は素敵なお友達がいて幸せだよ。





…もうあの時みたいに、後悔なんてしたくないから。



今、変わらなきゃいけない。



「…私、友希に会ってくる。」



「うん、頑張れ。」



「ありがとう、私ちゃんと伝えなきゃ。」



…だから待っててね、友希。





──その時、



バタンッ!と屋上のドアが開く音がした。



「…はあ…はあ…。」






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