もう一度、君と初恋を。







……嘘。



「あら、お互い思ってることは一緒だったのかな?」



……なんで、なんでなの。



「…朱莉…っ。」



「ゆ、友希…っ。」



会いに行く前に、まさか友希の方から会いに来てくれるなんて。



どうしよう、泣いちゃいそう。





「じゃあ私は行くから!朱莉、また後でね?」



「華…ありがとう…っ!」



そして華は屋上を後にした。






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