もう一度、君と初恋を。







「朱莉…俺がお前を振るわけないだろ。」



「…え?」



だって友希には彼女がいて…。



私は、絶対に振られるでしょ?





「…俺、彼女いるって言ったじゃん。」



「…だから私振られる「別れたんだ。」



…別れた?



「実は、引っ越してからもお前のことが忘れられなくて、だけどずっとこのままなのも違うなって思って、だからたまたま告白された子と付き合ってみることにした。」



「…っ、うん。」



「それでちゃんと忘れられてると思った。だけどこっちに戻ってお前に会ってから…もうダメで…俺、朱莉じゃなきゃダメだって思って。」



どうしよう…涙が止まらない。





< 83 / 93 >

この作品をシェア

pagetop