癒しの魔法使い~策士なインテリ眼鏡とツンデレ娘の攻防戦~
嫉妬、勘違い、すれ違い、思い込み,,,。

人の心は思うようにならない。

でもだからこそ、私達は想像して、相手を思いやり恋い焦がれる。

「10年経っても、8年過ぎても、ずっと光琉は光琉だった」

「当たり前だろ?いい加減、観念する?」

「仕方ないわね?光琉のものになってやっても、いいわよ」

「遙季は最初から俺のもんだけど?」

額をつけあって微笑む二人は、あの頃のままのようで、少し違う。

人の痛みを知って、自分の痛みを越えて。

二人のまえには、思いやりと優しさに満ちた未来が広がっているに違いない。

他人の心を相手にする癒しの魔法使いは、これからもお互いの気持ちを最優先するバカップルにはなれないかもしれない。だけど、ずっと二人で歩いていこう。

前を向いて。

Fin

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