冥界の王子様







「荒魔照の中に入らなくていい


俺の隣にいてくれないか」








リクさんに捨てられて弱ってることを知ってて



そう甘い言葉をかける確信犯、





「わ、私は」





「わかってる。

お前は俺を利用しろ


俺もお前を利用する」







「利用?利用ってどう言うこと?」








「お前はアイツを忘れるために俺を使え

忘れられなかったらそれがお前の答えで

忘れられたら前を向けばいい。」






「う、ん。」





理屈が通ってるのかはわからないが


納得できてしまった。








「じゃあ今日からよろしくな


れいなちゃん(チュ…)」




触れるようなキスを落とした。




お互いにつよくなるために、















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