冥界の王子様
チクっタクッチクっタク…
チクっタク…チク………
「おいっっっっっつつつつ!!
レイナはレイナはどこにいるんだ」
喧嘩が終わって倉庫を探して町中探して
倉庫に戻りレイナの帰りを待った。
どこにもいない。
どこにも。
「リクぅぅっ!そんな怖い顔しないデェ」
俺の足に自分の足を絡ませながら
甘ったれた声で話すアイリ
「は?お前が選んだんだろこの女を」
今までにない冷たい言葉で俺の胸ぐらを掴んで
吐き捨てるレオ。
そうだ。自業自得だ
また俺は
俺は人を傷つけたのか。
「レオ、やめとけ」
そうユウキに言われ無言で立ち去った