冥界の王子様






裏に入ると薄暗い個室だった。





「ここなら誰もこないから」




「すみません。」





連絡を返していない手前


なんとなく気まずい。





「今はお家にいるの?」




「いや。」




「そうか。」





「みんな元気ですか?」





私は話を変えるとともに

気になっていた事を聞いた





「まぁ、な。


でも昔みたいにみんなで集まらなくなった」





そうなんだ。


どうしてだろ。


あの仲の良さが居心地が良かったのに








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