冥界の王子様
お父さんの勝手で決められたリクの人生。
だけどそれはお父さんのリクへの想いだったのかもしれない。
リクの居場所と思って作った覇天統。
リクの生きる世界を作った。
それはリクのお母さんに
愛人というレッテルをはってしまったからなのか
自分はリクの居場所になれないと思ったからなのか
それはリクのお父さんにしかわからないこと。
ただそのせいでリクは寂しい思いをした。
きっと友達や恋人には埋められない
家族、親しか埋められないものが
人にはあると思うから。
それは私が感じてきたことでもある。
未来への自分の試練でもあり弱みでもある。
親がどういうものなのか
無償の愛とはなんなのか
私にはそれがわからない。