冥界の王子様
「ハデスは幸せになれるんですか?」
もし、ハデスがリクなのだとしたら。
死の世界に生まれ苦しんだハデスは
幸せになれるのだろうか
「きになる??笑」
「はい。気になります」
「なれるよ。
そんなハデスが浮気したりね
紆余曲折あるけど
円満な夫婦になった」
「そうなんだ。」
よかったと思うと同時に浮気…
「まだ、リクは
その愛する女性に出会ったばっかりなんだ。」
「…え?」
「まぁ、あとは2人の問題だから
俺が首を挟む話じゃないかっ!」
急に笑顔になるスグルさん。
ここまで話しておいて無責任な!
でも、リクの過去を知れたことは良かったのかもしれない。
「ねぇ、みんな心配してるから
倉庫に顔出しに行かない?」
「いや、それは」
「お願い!!!」
そんなスグルさんに頭下げられて
行かないなんて…
「わ、わかりました」
いえないよね。
「ほんと!?めっちゃ嬉しい
じゃあ行こっか」