冥界の王子様







「…ただいま」





「お帰り。レイナ。


こんな遅くまでプレゼント買いに行ってくれてたの?

行ってくれたら迎えに…






ギュッ





「レイナ?」




……シク…シク…。




また貴方に甘えてしまう。


リクに会う前貴方のこと考えなかったのに。






(ギュッ)





貴方の優しさに甘える。





「今日、今日。スグルさんに会って


覇天統の倉庫に

「いいよ。

それ以上言うな!!!!!



言っただろ。

あいつらを忘れるために俺を使えって」







「う、ん」






「それができないなら俺といる意味なんてない」






「なんで、なんでそんなこと言うの。」





「そう言う契約だからだ」





そう言ってトウマくんは家を出た。










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