冥界の王子様
「レイちゃんが帰ってきたって本当か!?」
この険悪なムードを壊すように
幹部室に入ってきたレオ君
帰ってきた。
その言葉が嬉しいようで嬉しくない
複雑だった。
本当に私の帰る場所だったのだろうか…
「フッ…荷物取りに来ただけかもな笑」
「は?どういうことだよそれ。」
前までの優しそうに笑うリクはどこにいってしまったの。
私が帰ってきたから?
こんなリクには会いたくなかった。
でも今の私には前のように逃げる場所がない。
逃げてばっかりじゃだめなんだ
向き合わなきゃ。
「リク?、2人で話したい」