冥界の王子様
美味しそうに食べてくれてよかったぁ
人に自分の作ったものおいしいって言われると
こんなにも嬉しいんだなっ
料理はお母さんが教えてくれて
人並みにはできる。
そんなことを思っていると
話があると真剣な顔のリクさん。
あまり良い話じゃなさそう
そう無意識に思った
「話って?」
「あぁ。いずれ言わないといけないと
思ってたんだが、。
実は暴走族なんだ」
暴走族?
あの喧嘩とかしてる?
「黙っててすまない」
「い、いや、」
「俺は総長で、
副総長がさっき来た大城傑 (オオシロ スグル)
こないだいた奴が幹部のレオとユウキ」
私は普通なら近づくことができない領域に
踏み入れてしまったのだと
夜の街の怖さを思い知った。