冥界の王子様
「ここがトレーニングルームっす」
へぇ。すごいな
「やっぱり喧嘩のために鍛えたりするんですか?」
「そうっすね
うちらは武器を持って戦わない
そういう掟があるんで
体を鉄にしないといけないっす」
「体を鉄に!?
すごいですね」
でも武器持たないって
それもリクさんの優しさなのかな
「女?」
「おいしげ!誰だこいつ」
私の周りを囲むトレーニングしていた人たち。
囲まれるとすごい迫力だなぁ
「ちょ!!こいつなんてだめっす
総長の女っす」
いやいや違う違う!
「総長の!?????
嘘だろ」
「嘘です!」
私は今度こそ否定した
「うそなんかいっ」
「でも、総長これからその予定って言ってたっす」
「あの総長が女連れてくるなんてな」