冥界の王子様







「じゃ俺らこいつ置いて帰るわ笑」







「あとよろしく笑!!」







そう言って置き去りにされてしまった私たち。





みんなが帰ってからの静けさは



さっきの賑やかさがまるで夢みたいで




まだ残るアルコールの匂いが



私に現実だったと知らせてくれる








「もうここで寝てたら風邪ひいちゃうよ」







床に座るように寝るリクさん





本当に綺麗な寝顔。





とりあえず夕飯の片付けに取り掛かった。















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