冥界の王子様
「おまたせ…」
「あぁ。」
髪型を整え玄関にいるリクを
正面で見ると
今日もかっこいいな…と改めて思ってしまう
「じゃあ行くか。」
「うん、でもなんで急に?」
「いや、お前の服とか
いるもん全然ないから」
「え?…」
たしかに私はリクのうちでお世話になってから
うちには帰っていない。
下着とかないと困るものは何着か買ってもらい
あとはお下がりしてもらったりして
なんとか回してる状態だ。
気にしてくれてたんだ…。
なんか嬉しいな。
「早く行くぞ」
「うんっ」
私はリクの後をついていった。