冥界の王子様








「ん〜〜〜、」




あれ?私寝ちゃったんだ


目が覚めると目の前には海が広がっていた。


車には私1人。


かけられたリクの上着を着て外に出た。







柵に腰掛け
夕陽に照らされているリクの姿。





何か考え込んでいるその表情は

だれも近づけないそんな雰囲気だった。








「ん、おきたのか」





「ごめん、私寝ちゃって」





「いや、別に。」




人はだれもいないとても静かな海



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