冥界の王子様
「……レイナ??」
気づいたらリクを後ろから抱きしめていた。
「ねぇ、いなくならないで…」
ギュッッッッッ……
私は抱きしめる手を強くする
「どした…」
振り向いて私の顔を見る。
そんなのこっちのセリフだよ。
どうしたのリク!!
…でも私はそれ以上聞けなかった。
だって、怖いんだもん。
嫌われるのが……
誰だって好きな人には嫌われたくないでしょ?
リク…
私はあなたに恋に落ちてしまいました。
「明日は遊園地行く」
「じゃあそろそろ寝るか(笑)」
「うん」
私達はそのまま眠りについた