冥界の王子様







「大きい族になればなるほど

時として上が出してもいない指示なのに

動いたりするやつがいる

誤情報に関してもそうだった。

俺は族と族トップのやつが戦わなきゃ

意味がないと思ってる。

なのに

勝手な忖度が働いた。

そんなことが起こる族は

1番にはなれない。

その時そう思った




だが、今は違う


信頼できるやつを置いて強くなったつもりだ


それを今回。


確かめてやる」





私は総長さんの顔を見て

この人も苦しんできたことがわかった。






「ちなみにお前の情報をくれたやつは


神宮寺リクの女の妹 山下愛梨」






アイリ…アイリって


あの日ショッピングモールであった?



確かリクはアイリさんにあってから

機嫌が悪くなったような








カツコツカツコツ…


「さすがアマテラス。

やることが早いわね」








「アイリさん?」









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